インターナショナル・フォスターケア・アライアンス

東京‐シアトルチームの協働が始まります

ユースプロジェクトは現在、<東京>と<シアトル>のチーム間で新たなステージを迎えました! 昨年9月の大阪世界大会で、日米ユースたちのプレゼンテーションは反響を呼び、IFCAのユースプロジェクトは初めのステップを踏み出しました。 その後、具体的なプロジェクトを加速させるため東京に焦点化してチームを再編すべく、多くの方のご協力により秋から冬にかけてチームづくりをしてきました。   理解ある方のご縁で出会ったユースたち。各々の状況を相談しつつ、まずは大阪大会にも参加した2人を含めた3人のコアメンバーで動き始めました。彼らは20歳~22歳の大学生と社会人。乳児院、児童養護施設、自立援助ホーム、養育里親や短期里親で育った経験を持ちます。 「自分の体験をいかして次世代に何かしたい」「社会的養護のことを多くの人に知ってもらいたい」 そんな思いを持った熱意と責任感ある若者たちです。   写真 2013-12-12 12 46 57   年末には第5回目の「東京ユース&アルミナイ、サポーティブアダルト」ミーティングを実施しました。 ユース(Youth)&アルミナイ(Alumni)とは、施設や里親家庭で育っている最中の若者と、退所したりケアを離れた同窓生のことを指します。 サポーティブアダルト(Supportive Adult)とは、ユースたちを支えながら彼らのエンパワメントを応援する大人のことです。IFCAの理事やスタッフ、当事者リーダーの経験のある方、家庭問題に関する専門家などが可能な限りミーティングに参加しています。また、会場を提供してくださるご夫婦もとても活動に理解を示してくださり、いつもプロジェクトを支えてくださっています。   ミーティングではユースたち自らが、社会的養護、つまり日米のフォスターケアシステムとその現状について知るべく、毎回一人ずつまとめてきたことを発表しながら皆に問いを投げかけています。
直近のテーマは、「施設と里親」「リービングケアとアフターケア」「ユースのつながりと当事者運動(アメリカの当事者団体の概要)」です。
写真 2013-12-25 20 41 08 <東京でのミーティングの様子>   そして、いくつかのコンテンツがこの冬に始動します。 1)日米ユースによるブログ企画 2014年1月開始。日米の交流と議論の様子をビジュアルに編集・公開し、ウェブ上のバイリンガルな場づくりをしていきます。 2)アメリカ視察ツアー 2014年6月に日本のユースたちが渡米し、アメリカのフォスターユースたちと交流します。両国のおかれている現状を学び、アメリカのアドボカシー(権利擁護)とはどのようなものであるかを当事者団体によるワークショップなどから体感する予定です。 3)その他、「自己の生い立ちを他人に話すときに自他ともに安全にシェアできるプログラム」や「ユースならではのリーダーシップ構築プログラム」など企画中   そして、この冬は新たなメンバーも募集します! 詳しくはこちら   皆様、これからもユースたちのさらなる活躍にご注目ください!