2013年
9月に大阪で開催されたIFCO(国際フォスターケア機構)大会に、アメリカから3名の当事者ユースたちが参加し、ワークショップを行いました。この最初の海外プログラムから現在まで、米国のユース・チームは毎年9月に訪日し、日本のユース・チームとの協働を続けています。(関連記事)https://www.ifcajapan.org/news/all/136/
IFCAの機関誌「ユースパブリケーション」第1号が発刊されたのもこの年でした。ユースたちの書いた記事やエッセイをまとめたこのバイリンガル機関誌は、毎年1号ずつ発行されてきました。IFCA 出版物紹介
2014年
4月に、日本ユース・チームが「子どもの権利って?日米のフォスターユースと考える 」を開催し児童福祉関係者らが 参加しました。このイベントでは、米国ユースたちがつくった人権についてのビデオも上映されました。
(関連記事)https://www.ifcajapan.org/news/all/218/
(ビデオ)https://vimeo.com/101149285/
6月に、日本ユース・チームが渡米 。5名のユースが10日間の工程で、5つの機関を視察しました。『ストラテジック・シェアリング』のワーク ショップが開始したのは、この年です。また、日米ユースたちは山荘で合宿をし「ユースたちが協働し、グローバルな児童福祉の改革を目指す」というIFCAのミッションを作りあげました。
(関連記事)https://www.ifcajapan.org/news/all/826/
9月に、米国ユース・チームが来日 し、児童養護施設や乳児院、児童自立支援施設を含む、4 都市 8 機関を視察しました。厚労省での記者会見、ISPCAN 子ども虐待防止世界大会への参加。里親や施設職員、議員、研究者らと交流も行いました。この年に初めて、東京での「日米ユースサミット」が開催されました。
この年に、ユースたちによるバイリンガル・ブログ “My Voice Our Story” がスタートしました。www.myvoiceourstory.org
2015年
3月に、3名の米国ユースたちが来日し、静岡と福岡で開催されたイベントの基調講演をしました。
7月、4名の日本ユースたちが渡米し、5つの自立支援機関を視察するとともに、地域の社会的養護の当事者たちとも交流、意見交換の機会を持ちました。2日間の合宿で、日米のユースたちは、自らのビジョンの見直しをし、チームづくりと、リーダーシップの訓練を行いました。
また、日米ユースチームの中から4名が、ボストンで開催された全米児童虐待防止学会(APSAC)の全国大会に参加し、メンタルヘルスの専門家とともに意見表明をしました。
(関連記事)https://www.ifcajapan.org/news/all/356/
(ユースのスピーチ原稿) https://myvoiceourstory.org/ja/mental-health-and-foster-youth/632/
9月に行われた、米国ユースたちの来日プロジェクトには4名のユースが参加し、5つの児童福祉の機関を視察し、スタッフや地域ユースたちとの交流や情報交換をしました。TOMODACHI イニシアチブの協力により、東京での「日米ユースサミット」に、被災地である福島の児童養護施設のユースたちを招待することが実現しました。
2016年
3月に、4名の米国ユースたちが来日し、静岡と福岡で開催されたイベントで講演しました。
7月、6名の日本ユースたちが渡米し、米国ユース・チームとともに、第1回目の”国際児童福祉合同勉強会“ を行いました。日本ユース・チームのメンバーは、5つの自立支援機関を視察するとともに、地域のユースとも意見交換の機会を持ちました。2日間の合宿では、日米のユースたちは、チームづくりと、リーダーシップの訓練を行いました。
8月には、IFCA の米国メンバー3名が、カナダのカルガリーで開催されたISPCAN (国際児童虐待防止学会)学術会議に参加し、 “トラウマ・インフォームド・ケア”と社会的養護についてワークショップを行いました。 (関連記事)https://www.ifcajapan.org/news/all/447/
9月には、IFCA米国チームのメンバー6名が来日し、東京での3回目の「日米ユースサミット」を実施したほか「社会的養護における当事者参画」のイベントを開催しました。 このユースサミットの会場で、ユースたちはAIT (Art Initiative Tokyo) からインタビューを受けました。 AITによるIFCAユースたちへのインタビュー動画のリンクは、ビデオギャラリーをご覧ください。
10月、日本ユースチームのメンバー2名が、厚生労働省の「新たな社会的養育の在り方に関する検討会」の主催するヒアリングで、意見表明をしました。当事者の置かれている環境や、ケアを離れる移行期の困難さについて語り、提言書を提出しました。
(厚生労働省のページ)https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000143755.html(提言書は、「ユースパブリケーション6号」に掲載されています。)
2017年
3月、アメリカのユースメンバーが、富士市、京都市、北九州市、福岡市そして東京でイベントを開催しました。
7月、6名の日本ユースたちが渡米し、米国ユースチームとともに、第2回目の”国際児童福祉合同勉強会“ を行いました。
9月に行われた米国ユースたちの来日プロジェクトには、6名のユースが参加。東京を中心に、児童福祉の機関を視察し、スタッフや地域ユースたちとの交流や情報交換を行ったほか、第4回目の「日米ユースサミット」を開催しました。
10月と11月には、日本ユース・チームが神奈川県の里親と児童福祉施設新任職員を対象に初回の研修を行いました。
(関連記事)https://myvoiceourstory.org/ja/mental-health-and-foster-youth/1704/
2018年
3月、米国チームには、オレゴン州、カリフォルニア州から新メンバーが加わりました。
7月、全国のユースメンバーが東京に集まり、渡米前の2日間の集中研修を行いました。
8月、5名の日本ユースたちが渡米し、ワシントン州を中心にした視察研修を実施し、米国ユースチームとともに、第3回目の”国際児童福祉合同勉強会“ を行いました。
9月に行われた米国ユースたちの来日プロジェクトには、7名のユースが参加。東京を中心に、児童福祉の機関を視察し、スタッフや地域ユースたちとの交流や情報交換を行ったほか、『移行期のユース』をテーマにした、第5回目の「日米ユースサミット」を開催しました。さまざまなイベントの中でも、ふたつの地域イベントが印象的でした。
- ふじ虹の会 X IFCA ミニフォーラム 2018年・秋
(関連記事)https://www.ifcajapan.org/news/all/608/ - 特別シンポジウム◎アメリカの若者たちと「LGBTQと社会的養護」について語り合おう
(関連記事)https://myvoiceourstory.org/ja/lgbtq-foster-care/667/
年末に『IFCAユースプロジェクト』と『サポーティブ・アダルト(SA)』 という2冊のブックレットを発行しました。
IFCA 出版物紹介
2019年
団体設立当初からのIFCA日米ユースチームの基本構造と活動内容を見直し、新たな提案が打ち出されました。それを受け、4月から10月までの6ヶ月にわたり、日米ユースメンバーたちが「グローバル・フォスターユース・リーダーシップ・プログラム」を実施し、お互いの国の児童福祉の歴史や仕組みについて学ぶとともに、リーダーに必要なスキル育成のカリキュラムの基礎編を作成しました。
(関連記事)新しいユースプログラムの提案』https://documentcloud.adobe.com/link/track?uri=urn:aaid:scds:US:65d622a8-f519-4ec6-b596-dd6de0e31f1e
8月には、新しいユースたちを対象とした、先輩ユースたちによる「夏期集中合宿」を実施しました。
11月、米国ユース2名が来日し、日本のユースたちとともに、東京での「日米ユース・サミット」に参加しました。
(関連記事)https://www.ifcajapan.org/news/all/670/
2020年
2月から3月にかけての12日間、8名の日本ユースメンバーが、渡米プロジェクトに参加し、オレゴン州とカリフォルニア州の児童福祉や自立支援の機関で視察研修を行いました。当事者団体のFosterClubとカリフォルニア・ユース・コネクション(CYC)とのコラボレーションも行いました。
この年の春から、IFCAユースたちが、さまざまな自立支援やリーダーシップのツールの開発・実施を始めました。また、ProjectCを立ち上げ、COVIDー19影響下における当事者ユースたちの実態調査をもとに、社会への提言や、当事者たちへの支援の拡充につながる取り組みも行なっています。
(ユースの一連の関連ブログ) https://myvoiceourstory.org/ja/category/projectc-2/
8月、2名のIFCAユースが、厚生労働省の「意見交換会」に参加しました。
(ユースのスピーチ原稿 ①) https://myvoiceourstory.org/ja/aging-out-of-foster-care/1687/
(ユースのスピーチ原稿 ②) https://myvoiceourstory.org/ja/news/1594/