IFCAリーダーシップ講座 ◎ 3日間 集中ウェビナー のご案内です!! 児童福祉機関のソーシャルワーカーの専門性を高めるために 〜米国『タイトル4E 』の取り組みと成果〜 児童福祉現場と大学での学びをつなぐ
IFCAリーダーシップ講座 ◎ 3日間 集中ウェビナー
児童福祉機関のソーシャルワーカーの専門性を高めるために
〜 米国『タイトル4E 』の取り組みと成果 〜
児童福祉現場と大学での学びをつなぐ
<ご挨拶>
子どもや家庭を支援する人材の専門性の向上が求められています。ここ数年、資格化の議論が行われ、「子ども家庭福祉ソーシャルワーカー(仮称)」の創設が進められています。米国では1980年代に、虐待やネグレクトが原因で保護される子どもたちへの対応が困難化・複雑化し、ソーシャルワーカーが次々に辞職する事態が起こりました。その時期に『タイトル4E』という連邦資金から児童福祉現場と大学(院)での学びをつなげるプログラムが生まれました。『タイトル4E』は連邦政府の児童福祉専門職養成の取り組みの中で最も歴史が古く、高い効果のために、全米47州で実践されています。
今年の 8月25日からの3日間、IFCAは、この『タイトル4E』の構造と実践方法についてウェビナーを行います。講師は、CWTAP(シータップ)と呼ばれる、ワシントン州の『タイトル4E児童福祉専門教育プログラム』のカリキュラム作成を行なっている総括ディレクターや児童福祉機関で大学院生の指導にあたるインストラクターなどです。日本における子ども家庭福祉分野でのよりよい人材を育成する道のりを考えるうえで、米国の実際の取り組みを学べる機会です。ぜひご参加ください。
お申し込み方法とお支払いはこのページのいちばん下にあります。⬇️
<プログラム>
1日目◎ 米国タイトル4E 児童福祉専門教育プログラムの概要
講師:ゼノビア・ヘザリングトン(CWTAPディレクター)
『タイトル4E』の30年間の軌跡とその基本構造、この制度が成立した社会的・歴史的な背景
- プログラムの歴史と運用(連邦政府からの経済支援の仕組み)
- 教育機関と児童福祉機関の連携の方法とその効果
- プログラムを通じて実習生が体得できるもの(理念と裏付け)
- ソーシャルワーカーの離職防止と地域社会への貢献
- 国外での普及の可能性とこれからの課題
2日目◎ ソーシャルワーク学科での学びと児童福祉機関での実習の融合
講師:ベス・ユー・シンプソン(フィールド・インストラクター)
大学(院)でのソーシャルワークの学びと児童福祉の現場での子どもや家族との仕事を結びつける – そのキャリアと役割
- 地域と時代のニーズに応じた柔軟性のあるカリキュラムの構築
- 実習生ひとりひとりとの日々の対応と関係づくり
- 大学(院)での学びをソーシャルワークの実践につなげる具体的なステップ
3日目◎ ソーシャルワーク教育機関と児童福祉の現場の評価と受けとめ
ワシントン大学のタイトル4Eで学ぶ学生と児童福祉機関のスーパーバイザーを交えたパネルディスカッション
<講師紹介>
■ゼノビア・ヘザリングトンさんは、20年前にワシントン大学CWTAPディレクターに就任しました。その前には、児童福祉を専攻する学生であり、大学教員であり、州の児童相談所のソーシャルワーカーでした。その豊かな経験とマイノリティの女性のリーダーであることと、教育に対する強い信念を、CWTAP プログラムの構築と運営だけではなく、全米タイトル4E児童福祉教育協議会で重要な役職を担う人物として、フルに活用してきました。また、タイトル4Eプログラムの方法と理念を世界に広める取り組みとして、ここ数年間、毎夏コンゴ共和国に渡り教育者と実践者を指導してきた経験を持っています。
■ベス・ユー・シンプソン さんは、新生児の時に、韓国から米国の家庭に養子縁組され、養子という当事者として、地域活動をリードしてきました。ワシントン大学CWTAPで修士号を取得し、韓国に渡って孤児院で仕事をした後、フィールド・インストラクターに就任しました。ベスさんの学生へのアプローチと独特なカリキュラム作成には目を見張るものがあります。
タイトル4Eとは?
米国で展開されている『タイトル4Eプログラム』は、子どもと家族に日々向き合う支援専門職が、仕事に誇りとやりがいを見い出し、離職を防ぐ方法として探し当てた『大学(院)での学びと児童福祉の現場をつなぐコラボレーション』です。『タイトル4Eプログラム』を終えた卒業後の2年間は、実習生はインターンをした児童福祉現場で、より一層のトレーニングを重ねていきます。そのため、実習現場にとっても、信頼のおける人材・仕事仲間を得られる機会となります。
日本で初めての ”タイトル4Eについてのウェビナー” から得られるもの
- このプログラムの理念と構造について学べます。
- 大学(院)教育機関と児童福祉機関の連携・協働により、子どもや家族が置かれている現状を共有し、実習 生の専門性を高める学びについて学べます。
- 大学(院)で児童福祉のアカデミックな学びと実際に社会で起きていることや虐待対応など児童福祉現場で の仕事とを結びつけることが実習生の専門性構築に密接に関係しています。そのためのカリキュラムの作成と実習生の指導方法について事例とともに学ぶことができます。
- 次年度には、このウェビナーの講師の何名かが来日して、より実践的・専門的な研修を行う計画があります。今夏の3日間集中ウェビナーは、そのための重要な入門講座でもあります。
研修対象者
- 児童相談所・および 市区町村の児童家庭相談 職員・管理職
- 児童家庭支援センター・里親支援機関・施設などの職員
- 大学や大学院の教員・研究者
- 行政関係者
- ソーシャルワーカーの養成機関
- 児童福祉を学ぶ大学院生
- その他、ご相談ください
<日程と受講方法>
開催日:2022年8月25日(木)・26日(金)・27日(土)の3日間
<1日目> 8/25: 午前9時から午後12時15分まで
<2日目> 8/26: 午前9時から午後12時15分まで
<3日目> 8/27: 午前9時から午後12時30分まで
*講義は3時間から3時間15分。途中に15分の休憩あり
参加形態は Zoomによるウェビナー配信です。
参加料: 3日間の講義と資料 ◎ 10,000円
*ウェビナーでの学びを最大限にできるように事前に米国講師が作成したビデオ(日本語字幕付き)とPDF資料をお送りいたします。料金は、このビデオ・資料と、期間限定オンデマンド配信を含みます。
定員:150名(先着順)
<ウェビナー参加のお申し込み>
こちらの申し込みフォームに必要事項をお書き入れください
申し込みフォームのQRコード
<ウェビナー参加料のお支払い>
参加料: 3日間の講義と資料 ◎ 10,000円
*ウェビナーでの学びを最大限にできるように事前に米国講師が作成したビデオ(日本語字幕付き)とPDF資料をお送りいたします。料金は、このビデオ・資料と、期間限定オンデマンド配信を含みます。下のボタンをクリックして必要事項を書き込み、クレジットカードを使用して、参加料をお支払いください。
下記のマークがついているクレジットカードがご利用可能頂けます。
◎ 銀行振り込みの利用をご希望の方は以下のメールアドレスまでご連絡ください。
japan@ifcaseattle.org
◉ お問い合わせ:info@ifcajapan.org
◎ 共催
米国 International Foster Care Alliance [IFCA]
特定非営利活動法人インターナショナル・フォスターケア・アライアンス
◎ 協力
米国ワシントン大学 CWTAP (Child Welfare Training and Advancement Program)