来たる12月5日(月)午後6時30分からハイブリッドでお送りする IFCA & RCTCRの 特別イベントのご案内
2012年にIFCAが初めてTF-CBTの国際トレーナーの招聘を行い始めてから、今年でちょうど10年になります。
10周年記念のこの催しでは、IFCAと協働してきたTF-CBTレジョナルトレーナーの児童相談所や施設との協働や、コンサルテーションの傾向について報告します。 次に、重度の問題行動で施設入所し、施設でTF-CBTを行った事例の回復のプロセスをプレゼンテーションします。
問題行動(集団暴行や、援助交際など)の背景にあった入所時にはわかっていなかったトラウマを、月に一度の心理療法とコンサルテーション(以上トラウマスペシフィックケア)、児童相談所の指導、施設の職員によるトラウマインフォームド・レスポンシブケア、養育者との面談や関わりという三層のケアの構造を持つ協働のなかで扱うことによって改善し、よりよい形で家庭復帰し地域移行を果たした男児一例、女児一例の事例提示を行い、来日中のDavid Hong先生にコメントを行っていただきます。なお事例提示にあたっては、児童および養育者による承諾を得ております。
日時:2022年12月5日(月)18時15分開場、18時30分〜21時30分
場所:阿佐ヶ谷地域区民センター 第一・第二集会室 (住所と地図)
対象:守秘義務を有する子どもや家族と関わる専門職 (医師、心理士/師、教師、保育士、看護師、保健師、助産師など)、里親、同領域を専門とする大学生など
定員:80名、ハイブリッド方式でウェブ配信も行います(録画がよく取れましたら、期間限定の録画配信を予定しています)
参加料金:2000円
参加費のお支払いはこちらから⇩
支払い🔘
<David Hong, Psy.D.>
デイビッド・ホング先生 は認定臨床心理学者として過去20年間にわたり地域の子どもたちと家族へメンタルヘルスサービスを提供してきました。ミネソタ州ミネアポリスのワッシュバーン・トレーニング研究所の教員として臨床心理士のトラウマフォーカスト認知行動療法の指導にあたり、現在はアップタウン・サイコロジー・グループでバイリンガル(英語とスペイン語)の能力を生かして移民や避難民の治療にもあたっています。
<IFCA主催のプログラム講師歴>
2017年、東京でアドバンスドTFーCBTトレーニング。同年、札幌でTF-CBTイントロダクトリー・トレーニング。2019年、東京でアドバンスドTFーCBTトレーニング。
<白川美也子先生>
1989年浜松医科大学卒業後、大学病院精神科の思春期外来業務に従事しながら、複数の精神科医療機関で勤務。1998年に静岡県警被害者対策アドバイザーに就任、2000年4月より独立行政法人天竜病院小児神経科・精神科医長として学校・警察・児童相談所・社会福祉施設との地域連携を経験。2006年に浜松市に入植し、2007年春に浜松市精神保健福祉センター所長。2008年より国立精神・神経センター臨床研究基盤研究員。2009年渡米し、アルゲニー総合病院子どものトラウマティックストレスセンターにて、Judith A Cohen先生とAnthony P Mannarino博士によるトラウマフォーカスト認知行動療法(以下TF-CBT)のIntroductory Trainingを受け、その前後にCARES InstituteでEsther Deblinger博士から個人的にトレーニングを受ける。2010年1月より昭和大学精神医学教室特任助教として発達コホートの形成に従事。東日本大震災においては、岩手県教育委員会からの招聘で沿岸部被災地の支援に従事。2012年International Foster Care Alliance(IFCA)と協働して、TF-CBTの国際トレーナーの招聘を継続し、IFCAメディカルディレクターとなる。2013年10月にこころとからだ・光の花クリニックを開業し、現職。TF-CBTレジョナルトレーナーとして地域の児童相談所群や臨床家のチームを対象にしたトレーニングとコンサルテーションを継続している。 著訳書:子どものトラウマと悲嘆の治療(金剛出版)、子どものためのトラウマフォーカスト認知行動療法(岩崎学術出版)、赤ずきんとオオカミのトラウマケア、トラウマのことがわかる本(講談社)子どものトラウマがよくわかる本(講談社)など多数
◎ このトレーニングに関するお問合せはこちらから info@ifcajapan.org
共催: NPO法人インターナショナル・フォスターケア・アライアンス [IFCA]
こころのケアとレジリエンス研究所 [RCTCR]