IFCAユース・パブリケーション5号がまもなく発刊されます。 特集は ”社会的養護における当事者参画”
[IFCA 編集部] より、お知らせ。
フォスターケア(社会的養護)における当事者参画とは?
ユース・パブリケーション第5号は、「当事者ユースの参画(ユース・エンゲージメント)」についての特集をお届します。
増ページ版 (全32ページ・フルカラー ・日英両国語 ◎ 頒布料1000円)は、9月16日(土)の発刊です。日米ユースサミットの会場でお求めになるか、こちらのメールアドレスからご注文ください。
japan@ifcaseattle.org (IFCA 日本事務局)*ご住所と部数をお知らせください。
社会的養護の当事者が、日本とアメリカで、実際に何にどのように”参画”しているのか、これから、どんな”参画”の仕方をする必要があるのか。これらの問いについて、IFCAのこのバイリンガル・パブリケーションが、専門家とユースのふたつの視点から、実例と経験談を交えて討議している、画期的な試みです。
このパブリケーションからは:
- California Youth Connection (CYC) という米国のユース参画の原型を造った当事者主導型の団体と、IFCAの日米ユースたちとの協働の記録を読むことができます。
- IFCAユースプロジェクトの今までの業績と、ユース参画活動の根底にある 「ユース・デベロップメント」の理論について知ることができます。
- 日米の社会的養護の当事者団体の構造とユース参画の考え方の根本的な違いについて、図表を使っってのビジュアルな解説から理解することができます。
- 米国ワシントン州で、13年間にわたり、児童福祉の改善を目指す運動のリーダーとして走り続けてきた元ユースの、渾身の記録を読むことができます。米国のユース・アドボカシーの背景に、この筆者のような不屈なパーソナリティーと後輩ユースへの優しい眼差しがあったことがわかります。
- 米国の4つのユース団体の活動に参加してきた社会的養護の当事者が、4つのレポートをとおして、当事者参画のさまざまなかたちを、体験者としての立場から語っています。米国の当事者団体の基盤として、リーダーシップ教育があること。ユースをより効果的なピアメンターとアドボケートに育てていくことを目的としていることがわかります。
- 巻末に、日本ユースチームが昨年の秋、厚生労働省に提出した「社会的養護の当事者参画に向けて」という題目の声明文が掲載されています。今年8月2日に発表された『新しい社会的養護ビジョン』作成への基盤となったヒアリンングでの、IFCAユースたちの意見が凝縮されています。
- 編集者のことば 「社会的養護における当事者参画とは」 IFCA編集部
- カリフォルニア・ユース・コネクション(CYC)との協働 (日本ユース)
- IFCA ユースたちの活動の根底にあるもの 粟津美穂
- 日米における社会的養護の当事者参画 永野咲
- 自分の声、ユースたちの声を見つけるまでの道 ジニー・キー
- シブリング•コネクションズ法案とモッキンバード・ソサエティ ジャネル・ブラクストン
- パッション・トュー・アクション エレナ・ジョーンズ
- フォスター・クラブ オールスター・プログラム エレナ・ジョーンズ
- カレッジ・サクセス基金 – “パスポート・ナビゲーター・プログラム” アリッサ・ニューマン
- 社会的養護の当事者参画に向けて「第3回 新たな社会的養護の在り方に関する討論会におけるヒアリング」のためのレポート 山之内歩/ 佐藤智洋