児童養護施設や里親家庭を経験した日本とアメリカの若者たちのための IFCA ユースプロジェクトが、新メンバーを募集中です!
☆この夏、アメリカに行き、現地の社会的養護の当事者たちと交流してみませんか?
☆あなたの住む地域で、一緒にさまざまな活動ができる仲間がいることを知っていますか?
◆ 英語が話せる必要はありません。米国へ行くための費用は、私たちの団体がすべて負担します。仲間との楽しい時間を持ちながら、将来、役に立つスキルをたくさん身につけることができます。
私たちは、International Foster Care Alliance(IFCA=イフカ)という非営利団体です。
5年前から、米国ワシントン州のシアトルと日本の各地に、若者たちのチームを編成し始め、今までに30名ほどのユースが、私たちのプロジェクトをつうじて活動をしました。1年に1度、日本のユースとアメリカのユースがお互いの国を訪ねて、国際的な視野を広げ、リーダーとして力を蓄える活動。そして、社会的養護のもとで生活する後輩ユースや、自立をしてケアを離れたユースたちの暮らしをより良くするための活動です。チームのメンバーはみな、児童養護施設や里親家庭、自立援助ホームなどを経験した社会的養護の当事者です。IFCAの活動をつうじて、全国に、そしてアメリカにも友達をつくり、新しい絆を築いてきました。
あなたも、そんなチームの一員として、このプロジェクトに参加してみませんか?
現在、4つの地域(関東・関西・静岡・福岡)で、私たちと一緒に活動する志のある新しいメンバーを募集しています。
IFCAの活動を通して得られる学びや経験
- ユースの伴走者のような役目をする大人たちから、継続したサポートを受けることができます。
- 社会的養護について多くの知識を持つ専門家や、 児童福祉の現場で仕事をする人たちと肩をならべて、活動する機会を得られます。
- チームの先輩たちと共に、会議の内容を考えたり、新しいプログラムを考案するなど、想像力をつかって個性的なことができます。
- 自分の当事者ユースとしての声が、社会のいろいろなところに届き、その手応えとともに、1年から2年の間に、大きく成長することができます。
- 問題解決の仕方、将来の方向性などを一緒に考えてくれる仲間たちと連携し、やがては自分自身が後輩ユースのサポートをする貴重な存在になってゆきます。
応募資格
- ★社会的養護(施設や里親家庭)で育った経験があること
- ★おおむね17歳から27歳まで
- ★月1回のミーティングに参加できること(第3日曜日の午前10時~14時)その他にも、イベントでの登壇など、IFCAとしての活動が年に数回あります
- ★ 個人情報を守ること等が記された IFCA のガイドラインに沿って活動ができること
- ★チームと団体内部の報告は、メール上で行われます。1日に1度、メールの確認・返信ができることが必要です
- ★PCの基本的な操作(メールの送受信、インターネットでの検索など)ができる
- ★1年以上、IFCAの活動を続けられること
- 海外との異文化交流に興味があり、社会的養護の当事者の立場から日本の社会的養護を良いものに変えていきたい。 なんらかのアクションをしたい、という気持ちがある方を募っています。
応募要項
下記の内容を記載したメールをIFCAにお送りください。
- 担当の者が、面談のアポイントメントについて、ご連絡を差し上げます。面談の際には、
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- IFCA ユースプロジェクトに興味を持った理由
- 自分の経験と現在の状況
などについて、いくつか質問をさせていただきます。
応募、およびお問い合わせ先:info@ifcaseattle.org
日本とアメリカのユースたちの取り組み
- 日米のユースたちが自らのブログ・サイト『My Voice, Our Story』を立ち上げ、メンバーの記事を日本語と英語の両国語で掲載しています。サイト管理やブログ編集もユースたちがつとめています。http://myvoiceourstory.org/ja/
- 日米のユースがお互いの国の児童福祉施設や自立支援機関を視察し、両チームの協働として、年に一度、東京で『ユースサミット』を開催しています。
- 自身の社会的養護での経験を語る事は容易なことではありません。「安全で効果的な自分のストーリーの語り方」を身につけて、シンポジウムなど、さまざまな場で、講演活動を展開しています。
- 日米ユースたちが「社会的養護の当事者対象のリーダーシップ・プログラム」を作成・実施しています。
皆様からのご応募を心よりお待ちしています。 IFCA日米ユース・プロジェクト一同
IFCAユースの声
「私にとって、IFCAユースチームは一緒に戦ってくれる頼れる先輩のような存在です。今まで私は、私の生まれた環境を理解してくれる人が周りにいなかったので、自分のバックグラウンドについて話をすることは全くといっていいほどありませんでした。そして、今まで辛かったこと、理不尽だと感じたことなど沢山あり、いつか絶対この世界を変えたいといつも心の中で思っていましたが、たった一人の私には何も出来ず、実行に移すことが出来ませんでした。ですが、IFCAのユースチームのみなさんと出会い、私の気持ちは180度変わりました。ありのままの私を受け止めてくれて、そして一緒に世界を変える為に戦ってくれる皆さんと出会えたので、これから色々なことにチャレンジしていけると思います。」
新メンバー募集のチラシは、こちらから見ることができます。
https://www.ifcaseattle.org/jp/news/category/youth-alumni/